State of school

10月31日(火)~11月12日(日)

1年生明倫まつりのおまけです。演技やせりふの良し悪しやステージ上の間隔などは、演じている1年生自身ではなかなかわからないもので、指導する側は、ついつい「もっと右、右、もっと、そう、そこそこ」などと操り人形のように指示を出してしまうものです。担任は、ステージ練習後、練習の動画を児童と一緒に見ながら、子供に気付かせ考えさせ、自分で動きを調整できる工夫をしていました。良い指導だなあ、と感心しました。

この細い紙切れと、その色を見てぴーんときた人は、理科好きです。「水溶液の性質」の学習の、リトマス試験紙による酸性、アルカリ性の判別です。色が変わる、泡立って消える、などは、化学実験のある意味醍醐味ですが、それを最初に味わうのがこの実験です。家で洗剤や食品などのボトルを手にして「これは弱酸性だね」などとつぶやいたら、学びが活かされています。

3年生の図工です。以前は、写生画、粘土細工、版画などが多かったのですが、近年の図工は、教材として「造形」作品が取り上げられます。自分の作品のイメージに合う素材を選んだり、逆に偶然生まれた素材(流木・破いた紙、河原の石など)を手にして湧いてきたインスピレーションを作品にしていくなど、あくまでも「自分」が中心になっています。きょうの授業は段ボールで作る海の生き物でしょうか。全員の作品が集まったら水族館ができそうです。

5年生の道徳です。題材は「記憶をつなぐ」。日本では昔から、地震や津波・風水害・火山噴火・冷害などの自然災害が人々を苦しめてきました。そのような災害を体験した当時の人々は災害の記録や教訓などを碑に刻み、命を守る言い伝えを残しています。授業では、当時の人々の苦しみや悲しみを読み取り、託された自分たちの役割について話し合っていました。

明倫小学校では1・2年生の「生活科」の授業と3~6年生の「総合的な学習の時間」をつなぎ、6年間を通して探究的・生産的な学習を進めています。その中で、6年生は小学校の学びの総合的な集大成として「ジュニア・エコノミーカレッジ(ジュニエコ)」に取組みます。ジュニエコは小山町商工会青年部の事業で、参加希望者が応募してチームを作り、株式会社の組織を利用して、物品販売を行い収益を上げるプログラムです。明倫小学校では商工会様の御厚意により授業時数を使って活動に参加させていただいています。12日(日)は販売当日、児童も担任もいろいろな経験を経てこの日を迎えました。結果は、ほぼ完売となり、6年生の社員たちも満足感を得たようでした。この後、会計報告をし、利益に対しては所得税を町に納めることになります。